一般的に駅ホームで使用されているスピーカーから出る音は四方八方へ拡がる特性を持っています。ホームに対して必要な音量を拡声した場合、同じ音量がホーム以外の敷地外にも同様に拡声されてしまいます。駅の利用客にとって明瞭ではっきり聞こえる案内放送でも近隣住民にとっては聞きたくない音が聞こえることは騒音でしかなく、苦情へとつながります。 |
騒音対策として音量を下げてしまうと今度は利用客に対して充分な案内放送ができなくなります。 |
一般的なスピーカーから出た音は近隣住宅だけではなく、隣り合うホームに対しても同様に漏れ拡がります。番線対応の駅などでは、異なる案内放送を複数ホーム同時に鳴らす必要があり、漏れ拡がった音同士は混ざり合って非常に聞き取り辛くなってしまいます。半地下の駅ホームなどでは、漏れ拡がった音が壁面や天井に反射し残響を生み出し、明瞭度を低下させます。また一般的なスピーカーは利用客が聞く場所により音量差が大きく、スピーカー直下ではうるさく、反対に離れた場所では音量が小さくなりすぎて、これもまた聞き取り辛い結果を生み出します。
聞き取りづらい案内放送はなかなか積極的に利用できません。この問題を解決するためには大量のスピーカーを設置しなくてはならず設置/事後メンテナンス費用も増大します。
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これらの問題を解決する為には、必要な所にだけ均一に案内放送を拡声できるスピーカーが必要です。 |
平面波スピーカーから出た音はホームの横手方向へ拡がりづらい特性を持っています。その為、ホーム上へ充分な音量を拡声した場合にも近隣住宅へ同音量が漏れ拡がることがなく、騒音対策の効果が期待できます。
苦情処理にかかる人的負担や余計なコストを軽減可能です。 |
ホームの横手方向へ音が拡がりづらいCLDスピーカーは、隣り合うホームに対して音漏れが発生しづらく、番線対応で異なるアナウンスを行ってもそれぞれの音が混ざり合うことなく明瞭な案内放送が可能です。半地下はホームにおいても残響を抑え明瞭に音声を届ける事が可能です。
またCLDスピーカーはスピーカー直下への音漏れも制御されているため、スピーカー直下でうるさくなることなく、ホーム上を均一な音量でカバーすることが可能です。
利用客への案内業務の負担が減るばかりか、分かり易い案内放送は利用客の満足度にも反映され集客効果も期待できます。
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必要な空間にだけ、しっかり明瞭に聞かせることが可能な平面波スピーカーは、駅における近隣騒音の抑制・サービス向上・事故防止に効果を発揮いたします。 |
アナウンスもホーム上を充分な音量で音ムラなく均一に拡声できます。離れた場所に充分な音量を拡声した際も、スピーカー近くでもうるさくありません。 |
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